こんにちは!SIDLabに新しく配属された情報システム工学科3年の五社です。
先月、新しくSidLabに配属された3年生を対象に、3か月間でアイデア出しから開発、発表を行うPJ(Project Junior)が開催されました。その中でも私が特に印象に残った出来事や、自分自身が感じたことを振り返りたいと思います!
1. PJで取り組んだ課題
私は、「1対1の会話の際に相手に嫌われないためにはどうすればよいか」を課題として設定し、会話が原因で相手に嫌われてしまう人を減らすことで、人々のウェルビーイングの向上を目指したいと考えました。そのきっかけは、研究室に入る前に同じ研究室に入る予定だった同級生に嫌われてしまった自分自身の経験です。誰しも一度は「嫌われる」という経験をすることがあると思いますが、相手との関係性や自己評価に与える影響の大きさを痛感したので、この課題に取り組みました。
2.解決のためのアプローチ
解決のためのアプローチとして、私が発した言葉が相手を不快にした時の相手の声音や返事を録音し、解析することにしました。さらに、不快を検知した際に第三者に見立てたぬいぐるみが「不快に思ってるからやめなよ」というニュアンスの言葉を発するというシステムの作成に取り組みました。
作成したシステムの概要
3. PJを通してよかったこと
まず、自身に足りない技術力や言語化能力、スケジューリング力を明確に知り、PJ期間中にそれらを改善しながら成長することができました。例えば、技術力では、これまで使用したことのなかったFirebaseを使うことができました。
しかし、それでも十分とは言えません。今後の取り組むべき方向性が明確になったことで、成長に向けた具体的な課題が見えてきました。
また、PJの期間中に研究室で過ごす時間が増えたことで、同期や先輩と交流する機会が多くなり仲が深まったと思います。例えば、怖いと感じていた先輩がユーモアのある一面を見せてくださったり、嫌われていた同級生と気軽に話すことができたりしたことが印象に残っています。
4. PJを通して苦労したこと
PJを通して苦労したのはスケジュール管理と自分を担当していただいた先輩とのコミュニケーションです。
スケジュール管理について、「これはできるだろう」という思い込みを捨てきれなかったため、制作物の完成に向けた具体的な計画を十分に立てることができず、曖昧な状態のまま進めてしまいました。その結果、自分で設定した課題の中で一番伝えたかったことを形にすることが出来ませんでした。この反省を生かして、やるべきことを細分化して計画的に行うように心がけています。
タスク管理の一例
※ Notionで毎日自身がやるべきタスクを設定し、優先度と予想時間を決めて実行しています。
普段から相談させていただいた先輩とのコミュニケーションについて、自分のアイデアを相談する際に、必要な技術や伝えるべき内容を整理できていない状態で相談してしまったことがありました。さらに、できていない自分を隠そうとして曖昧な説明をしていたこともありました。その結果、納得のいく制作物を仕上げることが出来なかったと考えています。この経験から、現在は自身が困ったときに、研究室の先輩に頼ることができるように、普段の生活から自己開示を積極的に行うようにしています。
5. 今後に向けて一言
今は未熟な僕ですが、「五社成長したな」「すごいな!」と皆さんに言っていただけるような人間になるため、足りない部分を補いながら日々努力を重ね、チャンスを貪欲に掴んでいきたいと思います!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!